今回は参考書の種類と選び方についてのお話です。
最近は本屋に行くとものすごい量の参考書があってどれを選んでいいかわからなくなりますよね。
そんなわけでまずは参考書の分類をしてみました。
①講義型参考書
難易度★★☆☆☆
これは東進ブックスが有名でしょうか。予備校の先生のセリフのように文が構成されており、非常に読みやすくなっています。勉強が苦手な子、これからやり直したいという子におススメのタイプの教材になります。絵が多く、字が大きいものほど入門書という解釈でよいでしょう。
例 東進ブックス、マセマ数学など
②薄型問題集
難易度★★★☆☆
名前の通り非常に薄いので、やったという達成感があります。おおむね5㎜程度の厚さまでをこのタイプとします。文英堂の必修整理ノートや、日栄社の国語・英語のシリーズは1日分も少ないので、部活動や習い事で疲れていてもこなせるでしょう。
ただし、解説も少ないので前学年までの復習を高速で終わらせたい場合や、基本事項の暗記のために繰り返すにはよい教材ですが、字が小さいので活字に慣れてない場合はあまりやりすぎると酔うかもしれません。
例 必修整理ノート、日栄社の薄い本シリーズ
③網羅型問題集(参考書)
難易度★★★★☆
問題集ですが、厚さ1㎝~4㎝程度のものまであります。非常に分量が多いので途中で心が折れること請け合いです。こういったものに手を出す前に、学校の問題集を3周やったか確認してください。一般受験に向けた学習を自分で進められればよいですが、モチベーションを保つのが大変です。ただし、これを1冊きちんと3周すればすぐにでも過去問を解ける実力はついているはずです。
成績下位の高校に通う子は、注意しないと学校では扱わないものも当然のごとく載っています。自身の持っている学校の問題集と同じような問題が載っているかどうか確かめてからやると良いでしょう。
例 チャート式、総合的研究など
④予備校・Z会問題集
難易度★★★☆☆~★★★★★
駿台・河合・代ゼミ・Z会などが出している参考書あるいは問題集です。本に書いてある難易度に騙されてはいけません。入門と書いてあっても初学者向けではありません。上にあげた①や②で基本事項を確認してから取り組むことをおススメします。たくさんの種類が出ていますが、一度にたくさん買うのではなく、1冊を3周以上やってから次の物に進むようにしてください。
⑤レベル別問題集
難易度★☆☆☆☆~★★★★☆
レベル別と書いてあるものです。上位の高校受験生レベルから難関大受験レベルまで幅広くそろえてあります。実力に応じてランクアップできるのでモチベーションを保ちやすいですが、1回解いて次の問題集に移るというのはやめてください。どんなに簡単なものでも3周必ずやりましょう。具体的には解説を覚えるくらいやって一人前です。1冊に入っている問題量が少ないのが難点です。
レベル別英文法・長文・現代文
⑥漫画型参考書
難易度★☆☆☆☆
活字を読むのは苦手だが漫画なら読める、という子向けです。
当然問題はほとんどついていないので、別の問題集が必要になりますが、活字を読むことに苦手意識がある子はまずここから始めることをおススメします。
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