取り組み易さ ★★★★☆
難易度 ★☆☆☆☆~★★☆☆☆
ボリューム ★☆☆☆☆
問題数 ★★★☆☆
定期テスト対策から入試基礎まで
世界史の勉強で教科書をどんなに暗記しても、実際のテストになると点が取れない…なんていう悩みをよく聞きます。
世界史の問題集って大体が入試向けになっているので、まだ習っていない知識が必要だったり、範囲が微妙に違ったりすることがあって、ほどほどの難易度の教材は少ないです。
そんなときにこの「世界史B基本問題集(NPO法人神奈川歴史教育研究会)」は使い勝手が良いです。
見開き2ページのテスト形式だから取り組みやすい
序章を含めて全部で48回のテストになっています。構成も定期テストの様な見た目で難易度は基礎〜標準といったところです。
序章には白地図つき
歴史が苦手な子のほとんどは地理が苦手です。
どこで何が起こったか、それにより隣近所のどこが影響を受けるのかということを頭の中で想像できていないのです。
そこで世界史に必要な世界地理の基本、世界の国々と代表的な地形について序章で取り上げています。
世界史の勉強と地理の勉強はセットです。必ず地図(図表でも良い)を片手に行いましょう。
大学受験には不向き
これ一冊で大学受験に耐えられるかというと、難しいです。
あくまでも教科書の基本知識の定着用の問題集です。かといってこの問題集ができないのに入試対策のものに向かっても返り討ちにあうだけでしょう。
学校の定期試験で90%以上取れている人はこれはやらなくても大丈夫でしょう。同じく山川出版社の世界史B問題集や一問一答などに取り組んだほうがいいですね。
世界史B基本問題集の使い方
①教科書や学校のプリントなどを暗記する。
☆該当地域の地理がチンプンカンプンな場合、3日に1回序章の白地図を解く(ノートに)
②試験1週間前になったら一度試験範囲を解く(ノートに)
③できなかった問題はなぜ間違えたのかまとめておく。
④試験前日にもう一度解いてみる。この時、ただ記号があっていれば良いという考えではなく、なぜその選択肢なのか説明できるなら自分に合格を出す。
⑤試験当日の朝、説明できなかったものと学校のプリント類をチェックして試験に臨む。
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