· 

大学入学共通テスト 化学 の分析

全体について

あいまいな知識で挑むと火傷する問題が多く、問題の形式としても例年と同じかやや難しいと感じた。

大問1について

小問4題、物質の基本性質を問う問題。単位格子などは頻出であるので難しくはないのだが、蒸気圧は文字式を整理して考える必要があった。

大問2について

光が関与する化学反応、電池、水の状態変化とエネルギーの問題

センター試験に似ていたので取り組みやすいが、結合エネルギー、ヘスの法則は普段からよく考えて解いているかが問われる問題であった。

大問3について

無機物質の性質を問う問題。錯イオンの反応は計算を丁寧におこないたい。

大問4について

有機化合物について、1〜4はセンター試験のような問題、5は計算であったが、冷静に式を立てられるかがポイント

大問5について

グルコースに関連した問題であったが、前半は反応速度と化学平衡の問題であり、後半は有機化合物の性質を問うものであった。きちんと糖類の性質を覚えているかが問われた。

まとめ

センター試験に類似した問題が多く、細かい知識を問うものが多かった。有名な実験をなぞらせるものが減ったので解きにくいと感じた人もいただろう。一部融合問題もあり、多角的に捉える練習が必要だったと感じた。