自分自身について棚卸(たなおろし)する
こんにちは。
自分のことはよく知っていると言いながら、実はよくわかっていない人におすすめの方法を3つ紹介します。
それは
1自分の興味、関心がどこに向くのか探す
2得意科目を見つける
3部屋を片付ける
の3つです。自分自身について深く知ることは
自分の強み、弱みを把握し、自分に自信を持つために必要です。
そしてそれは自分の人生の方向性を決定づける気づきに繋がりますし、そうして選んだ進路はブレないので、受験勉強に集中する上で大きな力になります。
※先生や保護者に勧められたからという理由で進路を選択すると、成績が伸びないときにあれこれ進路がぶれたり、志望動機が書けなくなったりします。
最近は特に「じゃあどういうことに興味を持っているか、ワクワクすることは何か」という問いに対しても、「特にありません」という答えが返ってくることが増えています。
そういうとき、何をどう考えていいかわからないと思うので、
「考えるよりもまず思い出す」という手法を3つをこれから解説していきます。
①自分の興味・関心がどこに向くのか探す
まずは今の自分、過去の自分も含めて自分自身も忘れていた、興味関心はどこにあるのだろうと深掘りしていこう。
具体的には
自分の生い立ちから今まで、はまったもの(遊びでも結構)をできるだけたくさん書き出していく。
三つ子の魂百までとはよく言ったもので、幼い頃の経験は、自分を構成する原動力になりやすいからだ。だって今何に興味を持っているか、頭の先っちょで考えてもわからないんでしょ?
自分の心の声を聞くために、自分のことを思い出そう。
例えば小さい頃実は絵本を読むのが好きだったなら、文学、教育、心理、芸術などが向いているのかもしれないし、電車が好きなら理工学、工学方面、地理学が向いているのかもしれない。
格闘ゲームなら、情報工学、心理、スポーツ工学、医療かもしれない。
このように、遊びでもなんでも、どこかに学問としての価値があるはず。
まずは楽しかった。ワクワクした経験をしっかり書き出してみよう。
②得意科目を見つけよう
自分自身の興味がどこにあるかはわかったと思う。そうしたら次は、自分の得意科目をきちんと見つけよう。もしも自分自身の得意科目がわかっていないのであれば、
中学から高校までの定期試験の結果を広げて、点数を書き出してみる。めんどくさいし、テストを捨ててしまったかもしれないけど、確実に自分の好き嫌いが見えてくるはずだ。
1でやった自己分析と合わせて、自分のワクワクと得意科目は大学受験に有利なのか、それとも矛盾しているのか認識してみよう。
③部屋を片付けよう
もし頭をどれだけ絞っても何にも出てこないやという子がいたら、自分の身の回りにあるものを整理してみよう。
部屋のゴミと共に思い出の品も出てくるはずだ。
1でやったように、思い出の品を見ると、自分の心の声が聞こえてくるはずだ。いつ、誰が、どこで、どのように、なんでこの品を手に入れたのか。
思い出せば、自分はこういうものが案外好きだったのかもとわかるかもしれない。
ただし、思い出に浸って余計散らかさないように注意しよう。
このように今まであるものを全部出して、一つずつ整理することを棚卸(たなおろし)なんて言ったりする。まだ進路に悩んでいる子は是非、自分自身について棚卸してみよう。
自分の好き、嫌いがはっきりしてくると、頭の中もスッキリ整理されて清々しい気持ちになるる。
何をやるにしても自分に嘘をつかず、自分で意思を決定していくことが大切。
自分の得意なことを知り、それを生かす進路選択をしていきましょう。
ここまでやったら、次は大学の学部についてしっかり調べていきましょう
オマケ:棚卸(たなおろし)
企業の所有する商品、原材料などの資産について、一定時点でのその保有総量(在庫有高)を確認すること。
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)